【銀座スポーツクリニック取材レポ】複数回の術前検査

銀座スポーツクリニックでは、最低でも手術の前に2回の検査を行い、より正確な診断を行っています。1日の1回だけの検査結果で手術のデータを決めてしまうことは大変危険なことです。目の調節力は寝不足、コンピュータの使用時間、体調で日々違います。複数回の術前検査は、他院との違いでもあります。

術前検査を含めカウンセリングに時間をかけることは、コストダウンのために多くの患者に施術しなければならない美容整形系のクリニックでは難しいことです。
具体的にどれくらい時間をかけているかお聞きしたところ、以下のような回答をいただきました。

「手術前にレーシック手術が可能かどうかの適応検査(約3時間)を受けて頂きます。カウンセリングはその中の約30分~1時間程かけて行います。iLASIKとイントラLASIKの違いについて、また術後の症状と合併症について説明致します。患者様によってカウンセリングのお時間が多少異なります。その理由はそれぞれ患者様によって不安なことや疑問に思うことが違うからです。そのひとつひとつを解決し、安心して手術に望むことが出来るよう、質問にお答えしながらカウンセリングしております。」

それから、最近、問題となっている過矯正ですが、これも必要以上に視力を出してしまうことによる弊害です。

銀座スポーツクリニックでは、1日に2,000ページもの論文に目を通さなければならない大学教授の場合は0.8に、プロのゴルフ選手の場合は2.2に矯正を行ったという事例もあるそうです。単純に視力は良ければいいというものではありません。生活習慣も職業も違えば求める視力は一人一人違います。同じ2.0の視力でも、満足できる人と苦痛になる人が存在します。めがねのようにかけたりはずしたりできないレーシックだけに、視力を安易に決定するべきではありません。

銀座スポーツクリニックでは、複数回の術前検査とカウンセリングの段階で生活習慣や当人の希望をヒアリングしながら、最適な視力を決めていくことになっているので、その点は安心できます。

【銀座スポーツクリニック取材レポ1】アイレーシックを推奨する理由
→【銀座スポーツクリニック取材レポ2】複数回の術前検査
【銀座スポーツクリニック取材レポ3】衛生管理への取り組み
アイレーシックと通常のレーシックでは安全性に違いはありますか?
起こり得る症状(合併症)はどのようなものがありますか?
目をこすったり、ぶつけたりしてフラップが取れてしまうことはありますか?
術後、本の読みすぎ等で視力が低下することはありませんか?
施設によって手術の値段が違うのはなぜですか?
銀座スポーツクリニックは2010年2月に閉院しています。本記事は2009年8月7日に取材を行い書いたものです。