レーシック市場の活性にともない、クリニックごとのサービス内容も多様化しており、同時にレーシック費用についてもかなりの幅があります。
とりわけ、東京、大阪などの大都市圏では、様々なクリニックの中から自分に合ったサービスを提供しているクリニックを選択することができるようになっています。
費用を値下げしているクリニックには、安くできる理由があり、同様に値下げしていないクリニックには、そうしない理由があります。
またレーシックを受けようと考えてる皆さんもレーシックに求めるサービスは当然違いますでしょうし、それぞれのクリニックのサービス内容と価格についての違いを理解し、自分に合ったクリニックを見つけることが大切です。
以下に、レーシックの費用項目、割引および支払方法について紹介いたします。
レーシックにかかる費用項目
まず、レーシックを受けることによってかかる費用についてまとめますので、参考にして下さい。
直接費用
- 適応検査費用
レーシックを受けることが出来るかどうかの適正を判断するための検査にかかる費用です。適応検査を無料で実施しているクリニックもあります。 - 術前検査費用
レーシックを受ける前に実施される検査費用です。この検査結果を基にして、術式や矯正強度などを決定します。手術費用に術前検査費用が含まれているクリニックもあります。 - 手術費用
レーシック手術にかかる費用です。 - 術後定期検診費用
術後の経過を検査する際にかかる診察費用です。一定期間の術後検診費用が手術費用に含まれているクリニックもあります。 - 処方薬費用
手術後に処方される点眼薬や錠剤等にかかる費用です。一定期間の処方薬費用が手術費用に含まれているクリニックもあります。 - 付属品費用
術後の眼帯や保護用めがねなどの付属品にかかる費用です。これらの付属品が手術費用に含まれているクリニックもあります。
間接費用
- 交通費
適応検査、術前検査、手術、術後定期検診などの通院に要する交通費です。レーシックの医療費控除が可能な場合、その対象となりますので、通院日と交通費をメモしておくとよいと思います。
オプション費用
- 宿泊費
遠方患者の場合、翌日検診を受けるために宿泊費がかかることがあります。宿泊施設を無料で提供するクリニックや、一部の費用を負担する補助制度を設けているクリニックもあります。 - 手術給付金申請用診断書作成費用
医療保険に加入している患者さんは、レーシックに対して手術給付金がでることがあります。手術給付金の申請には医師の診断書が必要となり、通常、診断書の作成費用は自己負担となります。この診断書を無料で作成しているクリニックもあります。 - 提携クリニックでの定期検診費用
遠方からの患者さんを対象として、手術を受けたクリニックと提携している近場のクリニックで術後の定期検診を受ける制度を設けていることがあります。その際の術後の定期検診費用は自己負担となることがあります。 - 追加矯正費用および再手術費用
術後の視力回復が芳しくない患者さんで、可能な患者さんは再度エキシマレーザーを照射し、追加矯正(再手術)を行うことがあります。その際に、追加矯正(再手術)費用がかかる場合があります。クリニックが必要と判断した場合、この際の費用は無料となることもあります。 - イントラレーシック選択費用
イントラレーシックを受ける場合、通常のレーシックの手術費用に追加費用がかかるクリニックもあります。 - ウェーブフロント照射費用
ウェーブフロントレーシックを受ける場合、通常のレーシックの手術費用に追加費用がかかるクリニックもあります。 - セカンドオピニオン費用
レーシックを施術後、他のクリニックにセカンドオピニオンを求めた場合、その費用がかかります。
割引費用
クリニックによっては割引制度を設けているところもありますので、少しでもレーシックの費用を抑えたい人は検討されると良いでしょう。以下に代表的な割引を紹介します。
- 紹介割引
クリニックの患者さんの紹介による割引制度です。クリニックによっては紹介者に紹介料を支払うところもあります。 - 学生割引
学生さんを対象とした割引制度です。 - 家族割引
クリニックの患者さんの家族を対象にした割引制度です。 - グループ割引
家族や友達など複数でレーシックを受ける際に適用される割引制度です。 - 期間限定割引
期間限定で行われる割引制度です。
レーシックの支払方法
レーシックは自由診療のため、一度にかかる費用は一般診療に比べて高めになり、支払方法について心配される方もいらっしゃるかと思います。クリニックによっては、現金以外の様々な支払方法を用意しているクリニックがございますので、代表的な支払方法を整理します。この他の支払方法が可能なクリニックもあるかと思いますので、事前にクリニックにご確認下さいますようよろしくお願いします。
- 現金
現金による支払方法で、ほぼ全てのクリニックで可能です。現金払いの場合、若干の割引があるクリニックもあります。 - クレジットカード
クレジットカードによる支払方法です。高額の現金を持参することなく、クレジットカード1枚で支払え、クレジットカードの規定により、一括払い、分割払い、リボ払いなどが可能です。分割払いやリボ払いの場合は、カード会社の定める利子を払わなければならないこともあります。 - 銀行振込
クリニックの定める銀行口座に振り込む支払方法です。高額の現金を持参することなく、安心ですが、手術日前までに振り込む必要があることと、振込手数料が発生することがあります。 - デビッドカード
デビッド機能がついたカードでの支払方法です。高額な現金を持参しなくて良いですが、清算時に暗証番号が必要となりますので、事前の暗証番号チェックを忘れないようにしましょう。 - ローン
一括払いが難しい人を対象にしたローンによる支払方法です。ローン会社の規定に基づいて、月々分割で支払をすることができます。ただし、ローン会社への手数料が上乗せされるため、割高になります。クリニックによっては一定回数までの手数料を負担しているところもあります。 - ケアクレジット(Care Credit)
GE Moneyが提供する治療費専用カードによる支払方法です。限度額が500万と高めに設定してあり、このカード1枚でレーシック以外の自由診療でも使えるのが特徴です。ただし、提携クリニックでしか使用できないことと、分割払いとリボ払いのみとなるため、手数料が発生します。
以上は、情報発信を目的に弊社の独自調査により代表的な項目を整理したものです。レーシックの費用、割引制度、支払方法の詳細については、個別にクリニックにご確認いただけますようよろしくお願いいたいます。
参照情報:
- 全国のレーシック実施機関のホームページ
- GE Moneyホームページ